じょじのにっき

女児のブログです。百合の話がメインです。Vtuberになりました。

『双子百合えっちアンソロジー』に対する所感

こんにちは、最近は日夜Live2Dと数学の勉強に明け暮れる女児です。

さて、姉妹百合大好きオタク及び血縁大好きオタク及び百合えっち大好きオタクの女児待望の『双子百合えっちアンソロジー』が3月下旬に発売されました。

女児も今更読み終わったのでそれに対する所感です。

思春期特有の感情と欲望。同性であり同一であるアンソロジーの登場です。 Cover illustration 掃除朋具 comic あおと響/甘露アメ/コダマナオコ /白玉もち/すと/雛原えみ/凡竜/焼肉定食 総勢8名によるえっちな漫画が詰まってます。 

 

 今回の内容は……うーんあまりこういうことは言いたくないんですがまだ買ってない人のためにも申し上げておくと今回の百合アンソロ、何作品か「双子+もう一人」のつまり3Pの作品がありまして、双子が二人だけの世界に浸っているのを楽しみにしてた人間としてはなんだかなぁと思うことがありました。

 

これに関してもう少し語らせてもらうと、百合界隈というのはそもそも様々な地雷に辟易してた人が多かったわけです。例えば同人誌なんかで表紙で2人の女の子が仲睦まじげに絡み合ってて……を百合だと思って買ったら竿役が突然出てきた! なんてことは日常茶飯事だったわけです。

 

その他にも「男の娘×女の子」の百合があってもいいのでは? とかほざきだしたゲーム会社が炎上したりTSは百合に含まれるかどうかで揉み合いになったりとまあこの界隈この手のジャンル分け、棲み分け関連のいざこざというのは常にありまして、そんな中で地雷を踏むことなくしっかりと「百合」のみを提供してくれていた百合姫がジャンル分けに関してこういうことをしてくれたのはまあ……浅慮と言いますか……。

 

結局「双子+もう一人の百合」と「双子百合」を同一視するかどうかというところで百合姫と見解が一致しなかっただけと言ったらそれだけの話なんですが帯の煽りで「別々である必要なんかない。同一であることが何よりも尊いの。」と言っておきながらそれはどうなのよという意見にもやはり一理はあるのではないかと思うわけです。

 

 

 

と、愚痴はこの辺にして。しっかりと「双子百合」を描いていた作品が過半数でしたし近親の恋愛に厳しい出版業界でこんなものを出してくれたというのは大きいと思いました。てかはよ姉妹百合アンソロをだな……。

 

以前の記事で双子百合には双方同一化を望むタイプとそうでないタイプ(以下同一系と非同一系とします)があるという話をしたのですが、今回はその両方とも見られたのはかなり良かったですね。

では以下より各作品の感想をかるーく述べていきます。

 

LOでロリ百合を描いているという百合えっち界隈の第一人者、白玉もち先生が登場。流石百合えっちを生業としている方なだけあって百合もえっちも安定のクオリティでした。

全体的に明るめなのがいいですね。モノローグを通じて2人の性格の違いが如実に伝わってくるのも良かった。

 

姉にコンプレックスを抱いている妹のお話。

最高でした。これ読む為に買ったまであります。

まずコンプレックスを抱く妹、この時点で最強。さらに(自慰行為大好き侍としては特に!)姉との幼少期の思い出に浸りながら自慰をしているシーンが完全に顧客の求めていたものでした。行為が終わった後に罪悪感からなのか鬱モードに入るのも完璧。優勝。

てかここまででも十分なのにその後姉の部屋を訪れた妹に対し姉のとった行動が……! と、この先の感想も言いたいところなのですがこの記事を読んでいる皆さんにも読んでいただきたいのでここまで。いやー姉も姉で抱えてる感情がデカすぎたね……。

とにかく最高of最高で100点満点中5京点くらいの神作品なのでみんなもこの作品を読む為だけにでも買って下さい。お願いします。というか欲しいものリストを提示してくれたら女児が買います。

 

百合えっち界隈と言えばこの人も外せない。コダマナオコ先生の作品。

姉の告白を勝手に断ったり「私たちはもともと一つだったんだから別々のプライバシーなんていらないんでーす!」という妹が素晴らしい作品。

妹の姉に対する駆け引きも見処。やはりコダマ先生の作品は面白い。

快活な感じの妹も姉の前ではしおらしくなるところも良かったですね。一卵性の双子は至高。

それにしてもコダマ先生の作品で男が可哀想なのはもはや恒例行事と化しつつありますね。

 

WIXOSSちなすず界隈でお馴染み焼肉定食先生の作品(多分商業は初めて?)。氏の作品らしくおバカな感じでHまで流れていくもののその裏には妹の「誰よりも姉を知っていたい」という尊い感情があるんだなあと思いました(でももうちょっと濃厚なHシーンが見たかったなあという思いもあり)

 

  • 双子引力/凡竜

そして最後は凡竜先生による感覚共有、詳しく言うと食べたもののカロリーや運動の量が一致してしまう双子百合。「数字が一致してしまう」という設定が少しとっつきづらかったものの設定が斬新で良かった。

また2人がいつも「そういうこと」をしている関係だということが感じ取れるのも良かったですね。あと自慰行為のシーンがあるのはやはり良かった。自慰行為は至高。自慰行為は宇宙を救う。

 

 

 

 

そんなこんなで色々文句も言ってしまいましたが総合的にはかなり満足のいくアンソロジーでした。明言はされていませんでしたがおそらくどの作品も中高生をメインに据えていて、同一でありたいという葛藤が思春期とマッチしているのでまあ相性がいいのは分かるのですがせっかくなら小学生の百合えっちとか社会人の双子なんてのも見てみたかったですね。

まあそもそも絶対数が少ないジャンルなので世に双子百合がまた一つ増えただけでも感謝するとしてこの記事を締め括ります。さようなら。

あと百合姫ははよ姉妹百合アンソロと親子百合アンソロをだな……。