こんにちは女児です。
いつも通り今月の百合情報をお届けしますよ~。
今回の百合姫は「イケメンすぎです紫葵先パイ!」でお馴染みのゆあま先生の新連載や40p超の読み切りなどがあって佳かったですなあ。
新連載
- 君と綴るうたかた/ゆあま
前述のとおり「イケメンすぎです紫葵先パイ!」でお馴染みのゆあま先生による新連載。1話にして中々展開が早かったですが前回の作品とは違い直接的な表現と言うよりかは示唆に富んだ内容となっておりました。
細かい内容としては(流れから察するに)自殺を試みているかつ小説を書いている主人公・星川とそんな主人公が気になるクラスの中心的存在・朝香さんのお話になります。
これからどういうお話になっていくかが全く予想できないのでいろいろ気になる。そして最後の「最初で最後の夏のはじまり」という文章がすごく気になるぞ・・・。
読切
- 魔女と恋する5秒前/澄谷ゼニコ
久々に澄谷ゼニコ先生が登場・・・ん?久々?なんか見覚えあるぞ?
ということで過去の文献をあたったところ2018年12月号に掲載された氏の読切の続編であることがわかりました。1年半ぶりか・・・。
前回は魔女視点で魔女のメグと人間(魔女狩り)のリリスの恋を描いていましたが今回は人間視点。狩り狩られる関係が恋に変わるの良すぎだよね・・・最後の最後で攻守交代したのもめっちゃ良かった。惚れた弱みですかね。
世界観的にも人間と魔女が恋するなんて今後どんな受難が待ち受けるかわからないですがそういうことを想像できる余地があるのも良かった。それにしても人間と魔女の恋は(寿命の差とかいろいろと想像できるところがあり)良いですなあ。
前回の作品を読みたかったら是非こちら↓もどうぞ。
- やわらかな命日/はにみ
はにみ先生が40p超の作品を抱えて登場。内容は・・・良かった・・・それしか言えねえ・・・。
心理描写はそこそこあるものの根幹の部分は読者に委ねるスタイルなのもいい・・・空気感がいい・・・。
体裁を守るために仕方なくやってたことが自分の一部になってるんだよ、という展開はやはりいいですね。素直になり切れない主人公がよかったよかった。
これに関しては読んで下さいとしか言えないので読んで下さい。
連載作品
- 欠けた月とドーナッツ/雨水汐
お見舞い回。やっぱお見舞いの回ってめっちゃいいですよねと再確認致しました。もうそれなりの付き合いなのに未だにゆっくりゆっくりと距離を詰める2人がもどかしくてたまらねえぜ!
最後も不穏あってよかった(不穏百合厨)。
- 行進子犬に恋文を/玉崎たま
明かされる犬童の母親の真実!加賀美さん色々抱えてたんやなあ・・・ってか加賀美母親あまりにもひどい人間では・・・。最後の表情もめちゃくちゃ不穏でしたし気になる(不穏百合厨)。
- ふたごわずらい/桜野いつき
うおおおおおお麻紀先生に迫る妹!ってか麻紀先生かなり堂々と生徒と恋愛してますね(そろそろ犯罪臭が凄い)。妹と姉に確執が生まれてきましたがどうなることやら・・・親友ちゃん胃がキリキリしてそう。
てか今回で気付いたんですけど妹ちゃんの腕の包帯って姉に合わせたものだったんですね。好きな人まで合わせてくる妹を流石に鬱陶しいと思い始めたか? 他の双子姉妹百合で言うとさよひなとかはそうだったしなあ。
- ゆめぐりゆりめぐり/はづき
足湯温泉卵フォトコン回。今更ですけどつばきちゃんって結構グイグイ攻めますよね、こういうタイプって鈍感な子が多いんですけど新感覚でいいっすよねこの作品は。
ストレートに好意を伝えるつばきちゃんに絆されてきたのかひよりちゃんも柔らかくなってきてよかったよかった(と思ったけど割と最初から柔らかかったか?)。
いやーこの作品なんというか普通に面白いですよね。完結したらかなりのロスがありそう。後アニメ化して欲しいってか向いてる作品ですよねかなり。でも肌色成分多めなのはさすがにアレか? いやでも逆にアリか・・・?
- ささやくように恋を唄う/竹嶋えく
ありがとう ありがとう
ありがとう ありがとう ありがとう
やっとか・・・
長かったですねここまで。うーんめでたしめでたしと思ったらまだなんか波乱あるみたいですよ? 百合作品って結ばれたら終わりのパターンが多かったですけど最近は結ばれてからの作品も結構出てきてるような気がしますよね。この作品はどう転ぶやら。
てな感じで今月の百合姫の雑感でした。
そして今月気になる百合新刊情報↓
ひとり森で暮らす魔女のアリッサは、ある日人間の赤子を拾う。
戸惑いつつも、ビオラと名付け、赤子を育てることにしたアリッサ。
そして16年後、ビオラは、アリッサのことが大好きなマザコンモンスターになったばかりか、
想像を遥かに超える成長を見せ……って、成長しすぎー!!
見た目が逆転した親子のほのぼのコメディ、ついに登場!!
きましたきました魔女と人間! 元は読切作品だったのが遂に1巻発売か・・・感慨深いものがありますね。内容としてはかなり明るめコメディで面白いですが百合要素はどれだけ出てくるかな?
毎日同じことの繰り返し。
薄っぺらい人たちに囲まれた、薄っぺらい私の生活。
つまらない職場で、それでも楽しみなのは同期の荒田さんと食べるランチ。
私の気持ちが彼女に届くことはない、と思っていたけれど…。
無線機でつながる、不器用な大人を描いた表題作の「あなたと私の周波数」他、
深夜に「死体」を埋めに行く女二人の話「お前に聴かせたい歌がある」、
描き下ろし短編「私たちの長すぎる夜」など、5つの物語を収録。
女と女の鮮烈な感情を切り取った、
あなたの心に熱を与える短編集。
そしてめんどくさい女百合の最前線(勝手にこんなこと言ってすみません)くわばらたもつ先生の作品集が登場!拗れた百合を読むならここしかない!
そして(Amazonの書影がまだ出てないですが)百合姫から新たに2つのアンソロが!
パルフェが新しくなって帰ってきましたね~表紙がはねこと先生(クダンノフォークロアなど)でkawaii!! 個人的にお気に入りのいちごイチエ先生が出るので楽しみです。
さらにアルコール百合はストロングに!お酒と言うとお洒落な感じですがこのタイトルは「だー! やってらんねー!」系のお酒ですね・・・。あの焼肉定食先生がまたまた登場するそうなので買いですね買い。
そんなこんなで今月の百合情報でした。
お知らせというほどではないのですがタグが「百合」だけだと煩雑になってきたので近々に「月間百合情報」「百合作品紹介」「百合コラム」の3つに分けようかなと思っています。
それではまた。