じょじのにっき

女児のブログです。百合の話がメインです。Vtuberになりました。

月間百合情報2020年12月編

こんにちは女児です。

本日も月間百合情報をドン。百合姫2月号の感想から。

 

読切

2019年7月号以来の登場。他には「マカロン アイドル百合アンソロジー」やlilyloveコミックスなどで百合を描かれている方でもあります。

内容としては幼馴染で同棲しているりょうちゃんとはーちゃんの軽いすれ違いのお話といった感じかな。同棲したとはいえずっと私のそばにいてくれるんだろうかという不安故に「いっそりょうちゃんを閉じ込めておけば」とまで考えるはーちゃんの思いの重さが良いですね。

これは少しネタバレですがりょうちゃんもりょうちゃんで策士というかなんというか……なんやかんやお似合いな気がする2人でした。

 

絵や背景の書き込みが前回の読切の時に比べてかなりグレードアップしたように感じますのでもう少しいろいろな作品(lilyloveレーベルのとか)を見てみたいところです。ちなみに氏の作品が気になるなら「ユリビュート」を買うのもおススメ。この中だと「スノウトーク」とかは読み応えあっていいですね。

 

連載作品

  • きたない君がいちばんかわいい/まにお

個人的に神回でした。完全に愛吏ちゃんが廃人と化してしまってからのひなこのウキウキっぷりよ……。もとから何となくヤバいやつだとは感じていましたがここまでとは。

この作品といえば1話でのタイトルへの入り方が秀逸だなと感じていたのですが3巻最後部分(前回)でそのタイトルを別の意味で回収するという鳥肌もの。最初は何か女2人でヤバいことやってんなと思ってたところからのこの急転直下と愛憎渦巻くドロドロ。もうこの作品の良識は悠子ちゃんしかいない……。

愛吏のしてきたことが自分にも帰ってきてる感じもなんかいいですね。現在3巻が発売中。帯が刃牙ハウスみたいで面白いので紙で買うのをお勧めしますよ。

 

  • わたしの百合はお仕事です!/未幡

激動の回。(この漫画で激動の回じゃない回はない)

どうしても矢野と離れようとするひめちゃんを矢野が引き留める回。前回までの流れでお互いに一緒にいたいと思いつつも「好き」の方向性が違う故に一緒に入れないというもどかしい状況を「新しい私たちだけの『姉妹』という関係を見つけていく」という風に決着。なるほど。正直八方ふさがりだと思ってましたが最後まで矢野ちゃんがあきらめなくてホントに良かった……。

もうこの漫画の主人公途中から矢野ちゃんでしたね。(それはそう)

 

それにしても本当に最後までめんどくさい女でしたねひめちゃんは……。(この漫画でめんどくさくない女はいない)

これから最終回へと向かっていくのでしょうか。最後まで楽しみです。少し寂しい気持ちもありますがね。

 

  • ふたごわずらい/桜野いつき

最終回。最終回かあ……少し急な感じはしますが中々綺麗な終わり方だったのではと。最後少し含みを持たせる感じだったのもよかった。色々と想像捗りますね。

界隈では意外と少ない双子百合をこの長さで提供してくれたのはほんとにありがたいことです。

とりあえず2巻が発売されると思うので新年の発売を待ちます。思えばこの作品、2020年の1月に始まって12月に終わるんですよね。1年長かったような短かったような。何はともあれ良い作品でした。作者の桜野いつき先生に感謝しつつ次にどのような作品を出されるかも気になります。

 

ちなみに2月の2巻発売と同時に電子で番外編が配信されるとか!なんだって。要チェックですよ要チェック。

 

 

 

今月発売の気になる百合漫画

年末のおたのしみ。今回はかなり多めです。

百合オタの私は、尊い関係を見守りたいだけなの…に!? 百合オタ女子・渡辺が女子校で出会ったのは、百合の世界観をぶち壊すオタクの天敵ギャル・吉岡だった――。新感覚★メタ百合・ラブ(?)コメディ‼

 webアクションで連載中の作品。以前の記事にて紹介したので詳細は割愛。主人公が「自分って百合なのでは」と自覚しているのが面白いポイントですね。

 

 

普通の百合とは違う刺激。特別な時を刻む“貴女”と“私”を綴る9篇。「猫に離人」、「猫と囀り」、「私の幼なじみは…。」、「つるつる」、「午前1時のコインランドリー」、「蝶々の暇つぶし」、「鬼と山神」ほか、描き下ろしを収録した雪子の“百合”作品集第二弾。電子限定おまけ付き!!

同性専門のデリヘル嬢“リン”が出会った客“律”は、添い寝しか望まない。そんな律に段々と思いを募らせたリンは……「あなたの夜が明けたら」、「マスキングレディ」、「ルーズコントロール」、「ピンク・ストロベリー」、「ショコラ・ド・ボヌール」、「一寸先は元カノ」ほか描き下ろしを収録したはるかわ陽初の“百合”作品集。電子限定おまけ付き!!

百合が大好きな女子高生“百合果”に恋してしまったリアル百合女子の“姫子”は、想いを募らせていくのだが……?「百合主義♀狂騒曲」、「桃が悪いんだからね」、「偽物ドロップ」、「墓石にラブソング」、「ラブリーメンヘラディストーション」、「ガールズ イン ザ ヘル」、「甘糀のたまごやき」、「魔法じゃタバコは買えません。」、「My Little Red Riding Hood」、「ショタガール」ほか、描き下ろし収録の河合朗“百合”作品集。電子限定おまけ付き!!

 バーズコミックスより突然の3作百合短編集が発売。「ふたりべや」の雪子先生、「塔子さんは家事ができない。」のはるかわ陽先生、「ギャルとオタクはわかり合えない。」の河合朗先生による短編集です。

まさかこんなに一気に来るとは……雪子先生に関しては「おねだりしてみて」という短編集がありふたりべやのようなゆるい作風(ふたりべやは見方によってはゆるくないですが)ではないクールな作風を持っていることが伺えるのでまたそのような作品が見れるのかと期待しております。

はるかわ陽先生と河合朗先生に関しては女児が浅学なものでこれら2作品で学びたいですね。

 

 

 

裏路地浪漫屋物語 (girls×garden comics)

裏路地浪漫屋物語 (girls×garden comics)

 

服、学校、友達…全て親の意のまま着せ替え人形と諦めていた少女を変えたのは
本当の自分を見出してくれた仕立て屋さんだった。
どこかの町の裏路地でひっそりと佇むそのお店のドレスは全てその少女によって輝く。

代表作「裏路地浪漫屋物語」を含む
女の子たちのせつなさ、たのしさ、よろこびを詰め込んだ5作品を収録。

 「しおりを探すページたち」のくもすずめ先生によるg×gコミックスからの発売。商業での単行本は2作品目ですかね。なんといっても絵柄が優しくかわいいかつストーリーはなかなか芯の強い作品を描かれる方でもあります。おそらく「Avalon」シリーズに掲載されていた作品が収録されてるのかな?なんにせよかなりおススメです(g×gにはずれはない)

 

 

 

乙女ゲーム『Revolution』の世界に、ヒロインのレイ=テイラーとして転生した社畜OL・大橋零。そんな彼女の推しは攻略対象の王子たち…ではなく、悪役令嬢・クレア=フランソワだった! 前世でゲームをやりこんでいたレイは、その知識と愛で、クレアとお近づきになることができるのか? 推し一筋、激動のラブコメ・ファンタジー開幕!! 原作者・いのり。氏による書き下ろし短編小説も特別収録!

待ってた。ついに私の推しは悪役令嬢。の1巻が発売。相変わらず表紙の絵がいいですね。なろうで人気とだけあってストーリー良し絵も良しでかなり今おススメの百合本です。百合小説のノベライズは最近だと「安達としまむら」や「裏世界ピクニック」などが来ているので後続も増えてほしいところ。

 

 

 

《百合ラブコメ立花館To Lieあんぐる]のmerryhachiが贈る、著者初の短編集▼》

立花館メンバーのひとりプレイ♡「ホントは君としたいヒミツのこと!」EP.1~3、オリジナル同人誌「Prologue*」「すきすきDIEすき」、百合姫のアンソロジーに寄稿した「我が姫ONE騎士」の6作品を収録。オール百合作×秘蔵原稿ばかり!
※巻末にはここだけで読める担当デザイナーのミニコラムも!

 そしてこちらも百合姫から登場「立花館To Lieあんぐる」でおなじみmerryhachi先生の作品集です。立花館のえっな短編もあるみたいで立花館ファンならしっかり買っておきたい。何気に立花館以外のmerryhachi先生の作品ってなじみがないのでわりと気になるところ。多分電子限定かな?

 

 

 

百合心中 猫目堂ココロ譚 1 (少女宣言)

百合心中 猫目堂ココロ譚 1 (少女宣言)

 

私は最愛の彼女と心中する――。しっかりものの女子高生・シホの恋人は、同じクラスの内気な女子生徒・日和。奇異の目を向けてくる周囲に耐えられず、命を絶とうとする。――その時…気づけばシホは日和とはぐれ、小さな女主人が営む骨董品店『猫目堂』に迷い込んでいた。「迷う心のしるべ」を見つけられるという店で、シホははぐれた日和を探そうとするが…。不思議な骨董品店に誘われてやってくる、迷う心を持つ少女たちの、オムニバス短編ガールズラブストーリー。

 えっ出るの?な作品が令和に登場。東雲水生先生による名作が電子で復活。もちろん買い……と思ったのですが来年の2月に他社から豪華版としてシリーズのまとめが出るっぽい?ちょっと情報出るまで待機かな。なんにせよ名作なので買いましょう。古典にも度々触れておかなければなと思っているこの日々です。

 

 

 

そんなこんなで今月の気になる百合新刊でした。まさかのバーズコミックスからの百合短編集が3つも発売にかなり驚き(しかも電子限定じゃない)。年末もしっかり百合活できそうでよかったよかった。

今年の年末も百合漫画何選かの記事を書きたいのですが本当に全然百合漫画を読んでいないのでこの状況で自分が書いてもな……と思いつつやる気があれば多分書きます。そして書くためにいろいろ読まなきゃ……。

なーんてことを言ってたら5000字弱です。我ながらよく書きますね。ということで年末の記事でまた会いましょう。書けなかったならよいお年を。