じょじのにっき

女児のブログです。百合の話がメインです。Vtuberになりました。

月間百合情報2021年4月編

おひさしぶりぶり5才児です。新年度になり色々と生活様式が変わり大変ですが百合活は相変わらず続けていきたいですな。

それではいつもながらの月間百合情報です。

 

 まずは今月の百合姫の感想から。

 

読切

  • もしかして:地雷女/金子ある

かわいい絵柄の金子ある先生による一作。見た目のせいで周りから地雷女と思われている女の子とその子の唯一の理解者である幼馴染のお話です。

氏の作品ではLilyLoveでの「私をひとりじめにして」を読んだことがありますがかわいい絵から繰り出される少しダークな少女たちの拗れた感情を描くのが得意な作家さんというイメージです。

 

本作に関してもいわゆる「地雷女」について全体的に明るいトーンで描いているのですがやっぱり少し暗く、めんどくさい要素が入っています。特にタイトルにある「地雷女」については割とこの作品に関しては2通りの取り方があって面白い構成に感じました。

個人的に良い作品を描く方だと思うのでダークな方面の作品もまた見てみたいですね。

 

 

 

  • あした天気になぁれ/篠ヒロフミ

2人のママとその子供のほんわか日常のお話。親子の話なので「これ百合か?」と一瞬思ったものの最近は親子百合アンソロを読んだ影響もあって親子で仲良くしてたらもう百合だな・・・と感じるようになってしまいました。

内容としてはママと子供が喧嘩してもう一人の方のママが何とかしてあげるといった感じかな。女2人の同居譚はよく見ますがそこに+子供という要素があるのはいいですね。確かにこれからも増えていってほしい形式だなと思います。

 

 

 

  • 知らなかったよ/岡ぱや

新登場、岡ぱや先生による作品。内容としては仲が良く、一緒の高校に行こうと話していた友達が東京の高校に行くと聞いて・・・といった感じの内容。

なんというかこの作品に関しては解説が難しいのですが読んだ人向けに感想だけ書いておきますとなんで想いは向き合ってるのに・・・といった感じです。好き同士のはずなのに恋愛かそうでないかというのですれ違ってしまうというのは最近でも「わたゆり」でも取り上げられたテーマです。

またより想いが深い方が自ら身を引くということをしてしまうどうしようもなさも個人的な好みに刺さって良かったです。これが最後に掲載されてたのも良かった。

 

 

 

連載作品

  • ささやくように恋を唄う/竹嶋えく

ひまりちゃんが志帆ちゃんとのいざこざについに首を突っ込んできた回。主人公がどう関わってくるか気になってたんですがひまりちゃんらしい決断で大変良かったですな。

百々花先輩の昔の恋人(?)の話や志帆のバンドの過去の話などまだまだ気になるところが多いですが百合要素を提供しつつどう話を展開してくれるかが気になりますね。

それにしてもあの志帆先輩までを照れさせるとは流石クールキラーひまりちゃん……魔性の女……。

 

 

 

  • 君と綴るうたかた/ゆあま

夏祭り回。生への希望がだいぶ薄めな星川さんでしたがなんか元気になりつつありますね。朝香ちゃんに関してはなんだか重大そうなものを抱えてるようでこれからも胃が重い展開が続きそう……。

なんだかBADENDの未来が見え隠れしちゃってますがハピエン厨なのでみんなハッピーに終わってほしいな……。1巻も発売されましたが人気の出てほしいところ。本当に前作の「イケシキ」から180度作風が変わりましたね……。

 

 

 

  • ロンリーガールに逆らえない/樫風

よかったね・・・・・・・・・よかった・・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

てな感じで今月の百合姫の感想でした。最近の百合姫、かなり面白くなってきてるように感じます。以下今月発売期待の百合新刊紹介のコーナー。

 

女子同士の関係を時に優しく、時に激しく描く『不揃いの連理』作者の作品集

あるお屋敷の主人とメイド。学校で再会した元いじめっ子といじめられっ子。校内演劇での主役と脇役…。女の子同士の様々な関係を時に純情に、時に優しく、時にエロティックに激しく描く…。『不揃いの連理』作者による珠玉の作品集。

 「不揃いの連理」でおなじみみかん氏先生の短編集です。氏特有の割と暗めで拗れた作品が多そうで良き良き。

ちなみにみかん氏先生と言えばバンドリのさよひなを良く描いてた方で、不揃いの連理でも拗れ血縁姉妹百合的な要素が出てくるのでこの短編集でもそういう拗れが欲しいわ(欲望)。

 

 

 

キラキラでまぶしすぎる笑顔、広い会場で堂々と響き渡る歌声、色とりどりのペンライトの中を駆け抜ける勇姿――推しのアイドルが尊すぎる!!春、高校入学。真中咲子は、アイドルグループ「春色サンシャイン」の千尋ちゃんが大好き。高校では「春シャン」ファンの友達を作って、一緒にライブに行ったりしたい!などと淡い期待を抱いていた。そうして迎えた高校初日。同じクラスで、しかも隣の席に座っていたのは――まさかの咲子の推し・千尋ちゃん!?推しアイドルが隣にいる学校生活なんて…尊すぎて授業どころじゃない!!

 学校の隣の席が推しのアイドルだった!?な百合。

まず絵もかわいいですし題材も目を引くもので面白いです。女児も何話か読みましたが推しにリアルでは極力関わりたくないという姿勢にめちゃくちゃ共感しました。

途中から同担拒否の激ヤバめんどくさギャルが出てきてかなり面白くなってきたので今後の展開も気になります。ヤバい女好きなのでそのキャラの掘り下げもあると嬉しい。

 

 

 

いえない秘密の愛し方 (1) (バンブーコミックス)

いえない秘密の愛し方 (1) (バンブーコミックス)

  • 作者:卯蟹うか
  • 発売日: 2021/04/30
  • メディア: コミック
 

高校教師・佐伯和緒は密かに百合漫画を愛するオタク女子。
ある日、参加した同人誌即売会で、崇拝する絵師「にゃポレオン」に想いを伝えようと意気込む和緒。だがそこにいたのは…!?

隠れ百合オタク教師とワケありJKの押しかけ同棲ガールズラブコメ!

 教師×生徒でファン×絵師な百合。状況によって上下関係が変わる感じが良いですね。絵も結構好みな感じなので今後も動向に注目したいです。

少し「神絵師JKとOL腐女子」と似たような部分がありますがこちらは先生が百合好きというところで共感できる部分がありそうです。

 

 

 

エデンの処女4 (リュエルコミックス)

エデンの処女4 (リュエルコミックス)

 
夜と海 3巻 (ラバココミックス)

夜と海 3巻 (ラバココミックス)

  • 作者:郷本
  • 発売日: 2021/04/15
  • メディア: Kindle
 

 最後に今月完結する百合漫画を纏めました。どれも楽しく追ってた作品なので終わるのは少し悲しいですが完結をしっかり見届けられたことが嬉しくもあります。

 

「ゆめぐりゆりめぐり」は手軽に読める日常系ながらもしっかりとした百合要素やドキッとするシーンもありかつ主人公たちの成長も読めるので本当に楽しく読めた作品でした。欲を言えば成長したみんなの話をまだまだ読みたかったですね。

 

「エデンの処女」は結構重めの設定も入ってきていろんな人間の思いが交錯する群像劇としての要素も強く楽しめたかなと思います。それにしても女の子同士で子供産むのか・・・。

 

「夜と海」はストーリーもですが何より心情を直接表したかのような素晴らしい表現が様々なコマに散りばめられていて強い世界観に惹きこまれる様な作品でした。

 

3作品とも個人的に思い入れの強い作品だったのでこの4月に一気に終わってしまうのは少し寂しいですが各作者さんがもし次も百合を描いてくれるのであれば是非読みたいですね。

 

 

 

てな感じで月間百合情報でした。栄枯盛衰、どんな百合漫画にも終わりは来ますが新しい百合の芽を大事に見届けていきたいですね。なんかポエミーになっちゃった。それではまた。