じょじのにっき

女児のブログです。百合の話がメインです。Vtuberになりました。

『徒然日和』女子高生たちの”日常”

こんにちは、徒然なるままにのんびり生きてる女児です。

徒然日和3巻(最終巻)が遂に発売されてしまいましたね……。

 てなわけで完結記念に(?)徒然日和の紹介です。

 

  • 徒然日和
徒然日和: 1 (百合姫コミックス)

徒然日和: 1 (百合姫コミックス)

 

田舎の女子高生は好きですか? 友達以上恋人未満な女子高生4人組が送る、田舎のまったりスクールライフ。特別なことは起きないけれど、この日々はきっと"とくべつ"

 百合姫2017年12月号(発売は10月)より連載の開始した、土室圭先生の描く少女たちの日常をリアルに描いたほのぼの田舎百合漫画です。

ストーリーはただひたすらにまったりと女子高生が日々を送るだけ……なのですが流石百合姫、百合度合いも中々に濃く、バランスがちょうどいいです。しかも3巻ではかなり百合度の高いシーンがあるので買って下さい!!!!!!

他に特筆する点として背景の書き込みがもの凄いです。ここまで背景が丁寧に書かれている漫画はそうそうないと思います。

 

あ、まだこの記事は続きますよ?今回の漫画紹介では試験的にキャラ紹介とかをしてみます。

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3巻表紙

花村小春(右上):ゆるふわ系のかわいい子。真冬とは小学生の頃知り合いだった。身長は昔は小春のほうが大きかったらしい。七椰や実里とは高校に入る前から仲良しだった様子。見かけに依らず(?)頭がいい。対真冬に関してはかなり魔性の女。

 

白月真冬(左上):クール系美人。小学生の時小春と知り合いだったけど何も言わず都会に引っ越してしまい、高校生になってまた戻ってきた。とにかく小春のことが大好きで何かと小春基準で行動している節がある(逆に七椰のことは邪険に扱いがち)。見かけに依らず成績はあまりよくない。

 

飛鳥七椰(右下):元気っ子。実里とは幼馴染で高校に入ってから一緒に2人暮らしをしている。1巻時点では家事をほとんど実里に任せていたりと実里に甘えがち。おバカキャラだが数学のテストでは高得点をたたき出していることから多分頭はいい。バスケ部副顧問の日下部先生のことが気になっている様子。

 

風見実里(左下):母性溢れる子。いつも七椰の世話を焼いている。4人の中では唯一部活(美術部)に属している。母親を早くに亡くしており、弟妹や父親の面倒を見たりと家庭環境が色々大変だったらしい。が七椰が気を紛らしてくれたおかげでやってこれたとのこと。

 

その他にも先生や親戚などのキャラも居ますがとりあえずメインはこの4人。

続いて女児のお気に入り回とその感想を。軽いネタバレがあるかもしれないのでこれから読む方は注意。

  • 6話「雨、時々」

雨の日の一緒に下校回。小春が傘を持っているのにもかかわらず小声で「荷物持ってたら傘さしにくいし…私がさしたげる…」と不器用に相合傘に誘う真冬がかわいい。密な空気になってからの「雨もすき…かな」という小春の台詞がいいですね。

その後は電車を待っている間に待合室で手をつないでひと眠り。最初から最後まで尊さいっぱいの回です。

 

  • 8話「ノーネーム・デイ」

タイトル通り特に何かがあるわけでもない日常回。徒然日和の雰囲気が最大限に味わえる回ですね。この回のテーマは「ハグ」で、なんやかんやあってハグすることになった小春と真冬。七椰に対しては気兼ね無くハグできるのに真冬相手だとドキドキしてしまう小春。対する真冬も頑張って小春を抱きしめるも「ど、どう…?」と緊張気味(七椰曰く「なんかスゲェ恥ずい」)。

その後も2人きりになったタイミングで「ハグされるとストレスが減るんだって」と不器用に小春を誘う真冬。「ふゆちゃん今ストレスある…?」と小春が真冬を後ろからハグ(なに恋の駆け引きやってんだよ)。とまあものすごいイチャイチャ回です。

 

  • 13話「決意の朝に」

七椰と実里の過去回。母を亡くした実里の泣いている姿を見て勇気を出す小学生七椰ちゃんのお話。普段へらへらしている七椰も実里が寂しくないようにと気を使っているんだとわかって尊いですね。

 

  • 15話「夢の中へ」

真冬が引っ越してしまったと知った小学生小春が猫についていくとそこは不思議な世界で……という夢の中のお話。日常を描いた本作の中でもかなり特殊な回。

魚が宙を舞う不思議な夢の世界を歩いていくとそこには高校生の真冬の姿が。小春も高校生の姿になり、「はるとまた会えてうれしい…」と2人は口づけを交わす。

 

神回。とある夏のお話。真冬の家に遊びに来た小春。2人で占いの話になり、真冬の母が家を出た後話は夢占いの話題に。小春が真冬とキスをした夢を見たというと真冬が「今日占いで好きな人とキスができるって…」と言い出して……。

キスシーンをあえて写さないのが素晴らしい。2人のキスは2人だけのものですから……。

 

やはり日常漫画だけあって行くとこまで行ってくれんやろ……と思っていただけに17話の衝撃はすごかった。

とにかくまったりとした田舎の雰囲気と濃い百合の雰囲気が同時に味わえる名作なので未読の方は是非。3巻しかないからお求めやすいですよ~。

 

 

 

おまけ1

土室圭先生が過去に描いた百合として百合姫2017年4月号の読切で「白紙の彼方」があります。内容は大学受験を控えた高校生と図書館でばったり出会った素敵なお姉さんのお話。話の結末は何とも切ないというかやるせない感じですが綿密に書き込まれた背景が物語の空気を作っていて、素晴らしい話です。

おそらく今後単行本等に収録されることはないと思うので「徒然日和」を読んで気に入った方はバックナンバーを購入してみては如何かな?

コミック百合姫 2017年4月号[雑誌]

コミック百合姫 2017年4月号[雑誌]

 

 

おまけ2

有志の情報によると物語の舞台は三重県尾鷲市近辺とのこと。詳しくはいろいろ調べたら出てくると思うので(投げやり)聖地巡礼はしようと思えばできますね。三重かぁ……女児のおばあちゃんは三重に家があるので行けないことはないですね。うーむ。おばあちゃんの家に足を運ぶ機会があればついでに行ってみるかぁ……。