じょじのにっき

女児のブログです。百合の話がメインです。Vtuberになりました。

2023年の百合漫画を振り返ろう

こんばんは女児です。

もう年末というか大晦日! この記事を書き始めたのは12/31の22時前! 今年中に記事を書きあげられるのか!?!?!?!?

ということで今回は2023年に1巻が発売された百合漫画の振り返りです。

 

以下より作品を紹介していきますが、今回はストーリー解説は少し少なめでお送りします。自分で試し読みしてね!

 

破滅の恋人

その女は幽霊か魔女か。秘密基地のような幽霊屋敷に住む幽霊ではなく優麗な美女と少女との邂逅。謎多き美女と、彼女に引き寄せられてゆく少女の物語、待望の第1巻。

名作「夜と海」でおなじみ郷本先生による作品。白泉社の楽園コミックスより1/31に発売。

楽園と言えば今までもそれなりに百合作品が出てきたレーベルではありますがまさかの郷本先生が登場。楽園は雑誌も読んでるのですが、最初に1話目で作者名を見た時は驚きましたね。

 

お話としては怪しげな家に住む怪しげなお姉さんと純朴なピアノ少女の交友を描くといったとこでしょうか。

この作品はなんといっても雰囲気が良すぎる。「夜と海」もそうでしたが絵やコマ割りで繊細な情景を描写されているのがすごいと思います。

表紙の加工も素晴らしく、こと電子化の進む現代においてもぜひとも紙の本の購入をお勧めします。濃厚な郷本ワールドに2024年も酔いしれよう。

 

 

 

黒百合ミステリー

呪われた黒百合寮…その真相とは、一体!?

花のような淑女たちが通う、黒百合学園。
そんな学園の「黒百合寮」には、怪しい噂がある。
――ポルターガイストが起こる、「開かずの間」
――夜に聞こえる「ブキミな声」
――寮をさまよう「首なし幽霊」
そんな黒百合寮に、全身黒い衣装をまとった少女、江本巴が入寮してくる。
その巴の歓迎会の最中、突然「首なし幽霊」が現れた!
寮生たちが悲鳴を上げる中、巴は「このナゾを解いてみせる!」と宣言をして…!?

小学館はちゃおより2/24に発売。阿南まゆき先生による作品。

個人的に少女漫画ライクな百合作品は大好物なのですがまさかのちゃおより発売ということで迷わず購入。

 

話の内容はまさにミステリー×百合で、話に少し粗いところもありますがどちらの要素も楽しめる作品だと思います。

少女漫画雑誌からの百合は良い作品が多いですが供給増えるといいですね。そしてこどもの内に百合の英才教育を……。

 

 

 

姉になりたい義姉VS百合になりたい義妹

親の再婚で姉妹になった、汐とカフカ。 同い年なのに誕生日が1日違いというだけで、義姉になった汐は、大人っぽくドライなカフカに姉の座を狙われていると思い込んでしまう。 しかし本当は、義妹のカフカは汐のことが恋愛的な意味で大大大好き! ことごとく空振りすれ違う二人は、お互いの真の想いに気づくのか…!? なりたいのは姉妹? 恋人?すれ違い義姉妹のガールズラブコメディ!

マッグガーデンブレイドコミックスより4/10に発売。森先生の作品。元は氏のpixivで投稿されたものが連載化された作品です。

内容としてはまあタイトル通りの義姉妹もので、やはり設定の斬新さがまず目を引きます。基本的にはギャグに寄った内容でスナック感覚で姉妹百合が楽しめてしまいます。

 

現在2巻まで発売されていますが姉妹の関係性が大きく変わることはあるのか、必見です。

 

 

 

おねロリキャバクラ

ポンコツ社畜SE・楓はひょんなことから『おねロリキャバクラ』に入店する。……と同時に足を踏み入れたのは、あざと可愛いNo.1キャスト凛ちゃんの沼!?キャストは小さな女の子、ゲストは大人の女性限定。ようこそ、癒しの逢瀬(有料)の世界へ!

春日沙生先生によるおねロリ作品。芳文社まんがタイムきららより3/27に発売。先ほどの作品と同じくpixivに投稿された作品が元となっています。

さかのぼってみると最初と思われる投稿が2019年となっており、実に4年の時を経て商業単行本化に至ったようです。すげえ……。

 

内容としてはまあこれまたタイトル通りで幼女のキャストと戯れるロリキャバクラ(女性客専用)でOLさんが幼女たちと戯れるといったところかな。

「さかさまロリポップ」でもそうだったのですが、春日沙生先生の描くロリにはただ純朴で可愛いというだけでなく、少しつれないところがある可愛さが詰まっています。

可愛くて懐いてくれるけど、気まぐれでつい振り回されてしまう、そんな可愛くゆるゆるな世界観に癒されましょう。

 

 

 

この世で一番素敵な終わり方

葬儀屋「有情」の経営をする少女・フオと、それを手伝う動く少女の死体・シオン。「終わらせる者」と「終わった者」。姉妹のように過ごす二人の歪んだ関係は、腐りゆく屍のように少しずつ綻びを見せ始める…。大切な人に遺された少女たちが紡ぐ、中華百合ファンタジー開幕!!

百合姫より5/17に発売。この辺から百合姫新作ラッシュです。この後紹介する他の百合姫作品もそうですが、こちらの記事でも少し紹介していますのでまああらすじとかはそちらで……。

 

終始世界観を大切にしていると感じる作品です。固有名詞や人物名など最初は入り込みにくい雰囲気がありますが。読んでいくうちに引き込まれる様な作品です。

普段はあんまりこういうこと言わないんですが正直もっと認知されていい作品だと思います。

ていうかまあ普通にキョンシー少女のシオンちゃん可愛いよね。フオもね。

 

 

 

平良深姉妹はどっちもヤんでる

せーら(本名:平良深 瀬良)はメイドカフェで働く承認欲求高めな女子(26歳)。そんな彼女の妹・キラは、クールな大人っぽいキャラで人気沸騰中のアイドル(19歳)。しかし、素顔のキラはいつも姉のことしか考えておらず、不安を抱える姉のため、あらゆる手段で励まそうとしていて…。メンヘラ姉とヤンデレ妹の強火ラブコメ開幕!!

こちらも百合姫より5/17に発売。金子ある先生による作品です。同人や読切の時代から一癖ある良い百合を描く方だと思っていて、絵柄も好みだったため個人的には百合姫に来てくれてうれしかったですね。

 

内容としては姉妹百合になるのですが、優秀な妹から姉に極大ハート矢印が飛んでいる姉妹百合はいや~いいっすね! 姉妹百合最高! 2023年最高!

是非とも2024年には妹のキラちゃんにもっと暴れてほしいですね。ヤンデレ妹すき。

 

 

 

百合にはさまる男は死ねばいい!?

名前のつけられない感情を込めて、ふたりは今日も音楽を奏でる。「吹奏楽」を通じて巻き起こる等身大青春ドラマ、待望のコミックス化!南陵高校吹奏楽部。入部以来ずっとトランペットの1stポジションを勝ち取って来た片桐千早のもとに、吹奏楽の強豪校で、同じくトランペットの1stを担当していた転校生、相川響が現れる。自分のポジションを脅かす相川の才能に、片桐は嫉妬や羨望を抱いていたが、相川は片桐の実力を認め、真正面から向き合い、勝負を挑む。自分が全力を注いできた「音楽」に食らいついてきてくれたこと、また、相川もひたむきに努力をしてきたことを知り、片桐は次第に心を開いていく。しかしある日を境に、相川の様子に異変が起き始め……?お互いにとって唯一無二の存在になっていくふたりと、それを取り巻く同級生・後輩たちの、恋心や憧れ。あらゆる想いが駆け巡り、たったひとつの青春を奏でていく。LINEマンガ発の大人気青春群像劇、待望のコミックス化!!

LINEコミックスより5/24に発売。まさかのLINEコミックスからの刺客です。

作者は蓬餅先生。こちらの作品をきっかけに知った方なのですが、なんというか……すごい作品を描く方です。もうじょじの語彙力では流石に足りないのでリンク先を見てほしいです。あ、結構しんどい作品だから気を付けてネ。

 

で、ごめんなさい。この作品最初にpixivに投稿された時に読んでたのですが単行本まだ読んでません。じゃあ紹介するなよ!という話なんですがそれでも紹介したい、そのくらいすごい作品なんです!

とにかく我々の心を抉ることに隙の無い蓬餅先生の作品を2024年も楽しみにしています。

 

 

 

おそとごはんをご一緒に

一人暮らしでなかなか料理をする機会がない女子大生・風香と、料理に無頓着で家にもあまり帰らずキャンプに出かけるお隣さんのよもぎ。アパートの共用庭で出会った正反対な二人は、外で食べるアウトドアご飯を通じて、作って食べる楽しさを再発見していく…

百合姫より6/16に発売。「ゆめぐりゆりめぐり」でおなじみはづき先生によるアウトドア×百合作品です。

「ゆめぐりゆりめぐり」のときとは違い、全体的にまったりとした雰囲気で少しずつ女の子たちの距離が縮まっていくのが良いですね。

 

料理好きとしては作中に登場する料理もキャンプして作る……とまでは難しいですが、普段の料理で使えそうなものが多くあって楽しいです。飯テロは罪やでえ……。

まだ親友未満といった2人ですがここからムフフな関係(古い)にどういう過程でなっていくのかがかなり楽しみな作品です。

 

 

 

ぜんぶ壊して地獄で愛して

吉沢来未は生徒会長も務める優等生だが、母の束縛などのストレスで破滅的な願望を募らせていた。ある日、教師の頼みで不登校気味なクラスメイト・直井と話をするが、上辺だけの言葉で話す吉沢を直井は蔑み、更には「ある動画」で脅してきた。その動画には、万引きをしようとする吉沢が映っていて…。逃げ場のない毎日でもがく少女たちの、バイオレンス青春ストーリー。

百合姫より8/18に発売。くわばらたもつ先生による作品です。

内容としてはもう””性癖””といった感じで、自分を殺して生きてきた優等生少女が1人の不良生徒によって壊されていくというのが純粋にエグいです。作者の性癖でてますね。

 

似たような魅力のある百合漫画として「きたない君がいちばんかわいい」がありますが、もうこちらはプレイとかではなく普通に暴力というかいじめというか……なので破壊力が高いです。

本編では主人公の来未ちゃんの悪行がばれそうな状態で中々の修羅場に突入する予感……今後の展開が楽しみであり今後の我々の胃が持つか心配でもある作品です。

 

 

 

恋より青く

好きなことが見つけられず、放課後を持て余す女子高生・高峯。ある日、電車内で落とした本を取り違えたことから読書好きの他校の生徒・咲倉と出会う。「本」を介した放課後のみの不思議な交流の中、高峯と咲倉はお互いに惹かれ始めていき――。友情でも恋愛でもない、ふたりだけの名前のない関係性を育む少女たちの青い春――。

集英社ヤングジャンプコミックスから9/19に発売された作品。「春とみどり」でおなじみ深海紺先生による作品です。

ごめんなさいあんまり読めてないです! コラ! でも深海紺先生の作品は絶対に素晴らしいので読んでください。

詫びとして近いうちにこの作品の紹介記事を書く……はずです。

 

 

 

陰キャギャルでもイキがりたい!

副次文化研究部に所属する市子と九蘭。かわいいが好きで、サブカルが好き、でも陰キャでコミュ症。そんな二人は今日も好きなものへの愛を語り、嫌いなものをdisり、バズった新作スイーツを食べにいく。令和を生きる”陰キャギャル”が贈る新時代青春モラトリアム。

百合姫より10/18に発売。かしわぎつきこ先生による作品です。

いや~とにかくキャラがかわいい! というかキャラの表情がステキな作品です。内容としては基本的には時事ネタを多めに盛り込んだギャグ作品ではあるのですがふとした瞬間に九蘭のいちご好きがひしひしと感じられる瞬間がありとても尊いです。

女子高生のイチャイチャ日常を楽しむという点においても素晴らしい作品だと思います。

 

 

 

映しちゃダメな顔

夜に始まり夜に終わる、そんな街の片隅にある雑居ビルで売り出し中の新人女優伊緒とNo.1キャバ嬢の美紗は出会ってしまった。予定調和のハプニングが起きる、女だけのワンナイトを楽しむ店で自分自身も知らなかった性癖を暴かれた伊緒。美紗が働く店の前でひらすら待ち続けたり、「命令してほしい」と頼んだり、二人の関係性はどんどん歪な方向へ――…。

百合姫より11/17に発売。「割り切った関係ですから。」などでお馴染みFLOWERCHILD先生による作品。

内容としては新人女優の女の子が水商売をしている女性に執着してしまって……といった感じなのですがいや雰囲気エッッッッッロ。

 

「割り切った関係ですから。」の時もそうでしたが背徳感のあるインモラルなエロを書かせたらFLOWERCHILD先生の右に出るものは居ないと思うくらいにえっちです。

普段は人に憧れを持たせる純真に見える女の子が被虐的なプレイにはまってしまい……ってこれ字面だけでエロいですね。

 

こちらも今後の展開が非常に気になる作品です。百合えっちはいいぞ。百合えっちはいいぞ。百合えっちに2024年も幸在らんことを!

 

 

 

 

 

という感じで今年の作品紹介でした。印象としてはやはり百合姫が強い!

いろいろな出版社が百合を出すようになったからこそ、専門レーベルとしての安心感が感じられる作品が多く感じます。かといってほかの出版社が不作かというとそうでもなく、刺客かのように意識外から味わい深い百合が飛んでくるのは嬉しい誤算でした。

 

お正月は新進気鋭の百合作品を読んでゆっくり過ごしてみては?

かくいう女児も今回の振り返りを書くにあたって今年の作品を調べていたのですがついつい手が伸びて10冊以上ほどポチってしまいました。いっけな~い百合活百合活!

 

と、いうことで。今年も大変お世話になりました(全然書いてないけど)。そして。

なんとか今年に間に合った!!!!!!!(現在23:18!)

良いお年を! 来年も良い百合ライフを!!!!!!!!