じょじのにっき

女児のブログです。百合の話がメインです。Vtuberになりました。

2020年の私的百合漫画10選

新年あけましておめでとうございます。

御年も当ブログをよろしくお願いいたします。まあそんなよろしくすることもないですが。

ということで2020年の私的百合漫画10選でございます。本当は年を越す前に書き上げたかったですがまあ。一応去年のも↓に貼っておきますね。

2019年の私的百合漫画10選

 

 

 

 

はじめに

 

  • この10選は女児の好みによって決まっています。
  • この10選は「2020年に1巻が発売されたアンソロでない商業百合漫画」を対象としています。
  • 女児は2020年の百合漫画を全く網羅できていません。ごめんなさい。

 

 

 

 

2020年はどんな年だった?

 

  • 百合アニメの拡充

安達としまむら』『推しが武道館行ってくれたら死ぬ』などの百合アニメに加え『アサルトリリィ』などアニメオリジナルでの百合作品もよく見れるようになりました。(厳密にはアサルトリリィはメディアミックスですが)

アニメに関してはあまり知識が浅いので細かいことまでは言及できませんがこの調子で2021年も百合アニメの定期的な供給とともに界隈が拡大してくれると嬉しいです。

 

  • 空前のゆりえっちブーム

『レズ風俗アンソロジー』が3作にわたって続いたことや百合姫での『彩純ちゃんはレズ風俗に興味があります!』の連載開始からゆりえっち界にそれなりの需要があることが伺えます。

『双子ゆりえっちアンソロジー』などもその例の一つですね。今のところ百合姫コミックスからの動きが多いですがタ出版社からのゆりえっち界へのアプローチがあるかどうかは気になります。

 

 

 

 

2020年の私的百合漫画10選

では早速本題へ。まずはKADOKAWAのコミックスから3冊ほど。

 

  • 雨でも晴れでも

神社の娘で方言がコンプレックスな山田 美古都と、仏頂面で周囲から恐れられる生徒会役員、猫崎 蓮。全寮制の女子校”有頂天高校”で出会った彼女たちは、毎日のように放課後をふたりで過ごしている。

ふたりの共通点は、ほかに友達がいないこと。
そしてお互いのことだけを、特別な友達だと考えていること。

「猫崎さんがわたしを見つけてくれた時ーー世界に色がついたんよ」
巫女装束だって関西弁だって、美古都さんの全部全部…かわいいって思ってたわ…」

ひとクセもふたクセもある少女たちの青春と心の交歓を描いた

百合恋愛コメディ『雨でも晴れでも』第1巻ついにリリース!!

KADOKAWAの電撃コミックスNEXTより発売。既刊は現在1巻のみ。『総合タワーリシチ』でおなじみあらた伊里先生による作品で、少年画報社ヤングキングコミックスより全2巻で発売されていた『とどのつまりの有頂天』のリニューアルバージョンとなっており、一部キャラの容姿も変更されております。

話の大筋は『とどつま』と一緒ですが所々の部分が違ってきていて、特にギャグが控えめで少しシリアスによっている気がします。なので『とどつま』を読んでいない方はもちろん既読の方でも楽しめると思います。

 

ストーリーの話がまだでした。本作は堅物生徒会役員の猫崎さんと巫女娘な美古都のカップリングを中心に6人のキャラからなる「有頂天部」の日常を描いたドタバタラブコメディといった感じかな。

序盤からハイテンション+百合要素マシマシで非常にテンポが良くキャラの表情も豊かでついつい読み進めてしまうような作品に仕上がってます。

主人公カップリングだけでなく有頂天部のほか4名の2カップリングや猫崎さんとルームメイトのキャラクターと先生のカップリングなどサイドも充実。すべてが高水準で自信を持ってお勧めできる作品です。

 

 

 

 

  • 雑草譚 結川カズノ百合作品傑作選

 こちらの記事にて紹介しているため割愛。互いを想っているはずなのに交われない、そんなもどかしい作品となっております。絵も美麗で素晴らしい。かなり難解な作品ではありますがタイトル通り傑作だと思うのでこれもかなり読んでほしい作品。

こちらは考察が好きな人には特におすすめかも。

 

 

 

 

  • 水野と茶山
水野と茶山 上 (ビームコミックス)

水野と茶山 上 (ビームコミックス)

 

「水」と「茶」くらいしか取り柄のない小さな町は、一大産業である茶園側と、
茶園による水質汚染を主張する“そうでない側”とに分かれて対立を増している。
父親が“そうでない側”の先頭に立つ水野と、茶園のひとり娘で同級生から酷い虐めに遭う茶山。
声をかけあうことすら許されないふたりは、人知れず逢瀬を重ねている……。

クラブ×百合で話題を呼んだ『アフターアワーズ』の西尾雄太、最新作。
ヒリヒリと切実なガールズラブ青春譜。下巻も同時発売。

ビームコミックスより発売。上下巻の全2巻で『アフターアワーズ』でお馴染み西尾雄太先生による作品です。

この作品を言葉で表現するのであれば「退廃的」とか「不条理」という言葉がまず浮かびます。田舎という閉鎖的な空間でもがく2人の少女に突き刺さる”現実”がコマ割り等を最大限に活用してうまく描写されており西尾先生の筆致は芸術の域に達しているとさえ思わせるような見事な作品です。

そして過酷な現実を描写しているからこその2人の逢瀬のシーンはとても……なんというかこれを言葉で表現すると難しいのですが扇情的、蠱惑的、妖艶……ともちょっと違うのですがまあ強いて言うなら官能的に描写されているように感じました。回りくどいですねごめんなさい。

その他にもキャラクターの描写とか絵の話とか話したいことは山ほどありますがこの辺で。

 

上下巻のみとは思えないほど重厚なストーリーで、読み終わった後は1本の映画を見終わったときのような感情が得られます。辺境の地で続く道のない袋小路な関係でありながらも純粋に互いを求め合う2人はどこへ向かうのか……ぜひ読んで確かめていただきたいです。

 

 

 

 

  • 夜鷹、廻る。
夜鷹、廻る (ヤングキングコミックス)

夜鷹、廻る (ヤングキングコミックス)

 

「女同士なら不倫にならないって思った?」主婦・優花子は同窓会で千波と偶然再会する。始まる秘密の逢瀬にのめりこんでいく優花子だが千波の視線は仄暗く…!?人妻×女友達の苦くて甘い濃厚不倫百合譚。

続いて紹介するのは少年画報社ヤングキングコミックスより八汐ごよう先生による不倫百合の作品です。1巻完結。

ストーリーは開幕から主婦の優花子が高校の同窓会で元恋人の千波と再会してからまた昔のような関係にのめりこんでしまっているところからスタート。

中盤では高校の頃の思い出も混ざりつつ2人の思惑が見えてくるところが面白い。特に4話の『指輪、落ちる』のラスト、千波が優花子への思いを吐露してからの優花子の反応がたまらなく良い。深い愛情が感じられる名シーンです。

また絵が綺麗なこともこの作品の魅力の一つで、言葉がなくともその時その時でキャラクターが何を感じているかを理解できる表情の描き分けが素晴らしいと感じました。

 

テーマ上夫婦の営みのシーンが軽く出てくるので苦手な人は一応注意。

不倫百合という短編でしかなかなか見ることのないテーマを1巻完結ですっきりと1つの物語に落とし込んでいて読みやすいのでおススメです。ドロドロとした作品に感じますが最後は……まあこれは是非読んでいただいて。

 

 

 

 

  • ふたりはだいたいこんなかんじ

女子と女子。こんな毎日。32歳のシナリオライター・佐久間エリーと22歳のかけ出し声優・犬塚わこ。まわりの人たちには「先輩後輩のルームシェア」と言いながらエリーのマンションで暮らす2人は、「一日手つなぎデート」をしたり、一緒にファミレスで締め切り間際の仕事をしたり、、、フワフワで穏やかな毎日を過ごしている――。「百合と女子の日常」の名手・いけだたかしが描く社会人百合ストーリー。電子限定おまけ付き!!

 お次は幻冬舎のバーズコミックスよりあの百合作品の歴史に名を残す名作『ささめきこと』のいけだたかし先生による社会人同棲百合です。既刊1巻、第2巻が2月に発売されます。

32歳と22歳、シナリオライターと駆け出し声優、そんな2人の緩やかでほっこりする日常が描かれている作品です。

ささめきこと』に比べると起伏のないストーリーに感じるかもしれませんがこっちはこっちで『ささめきこと』と違った良さがあります。女児はあまり日常系の百合作品は好みという訳ではないのですがこの作品はそんな女児でも満足できる作品になっています。

穏やかな気持ちで読める本作は「日常」「同棲」「年の差カップル」などが好きな人には刺さるかも。キャラの表情も(とくに駆け出し声優である犬塚わこは)様々で読んでいて楽しいです。2人の馴れ初めやサイドのキャラたちの掘り下げも気になる作品です。

 

 

 

 

ちょっと休憩‐今年アツかった作品

半分紹介し終えたところでちょっと休憩。10選とは別に今年面白かった作品を何本かご紹介。

 

安達としまむら(1) (電撃コミックスNEXT)
 

入間人間が書く電撃文庫の大人気作品『安達としまむら』。
TVアニメ化決定の本作を新鋭・柚原もけがコミカライズ!
女子校生2人のゆる~い日常をご堪能ください。

ギリギリ2019年の作品だったため除外。入間人間先生原作の『安達としまむら』の柚原もけ先生によるコミカライズです。KADOKAWAは電撃コミックスNEXTより発売。既刊2巻。

スクウェア・エニックスからも全3巻のコミカライズが出ているのでお間違えの無いよう……。

百合界隈では古くから知られている本作ですが前述のとおり去年はアニメ化もあり今一番アツい作品といっても過言ではないでしょう。執筆現在kindleでポイント半額還元のセール中です。ぜひお買い求めに。

 

おっとストーリーの話をしてませんでしたね。内容としては女子高生2人が校舎の片隅でゆっくり仲を深めていく作品……というとちょっと違う気もしますが大まかにはそんな感じ。ゆったりとした空気感がクセになる作品ですね。あと安達のほうがかなり重いのがいいですね。

この作品に関しては原作を読んでいない女児が何を言ってもしょうがないのでこの辺で。

 

 

 

 

  • さよならオルタ

デビュー作「さよならオルタ」や電撃大王掲載の短編、
作者個人制作コミック、百合アンソロジー「エクレア」シリーズに収録された作品まで、
仲谷鳰の読み切り作品をたっぷり詰め込みました!

さらに本書のための完全新作描き下ろしコミックも収録!
仲谷鳰ファンなら必携の永久保存版です!!

こちらもKADOKAWAは電撃コミックスNEXTより。『やがて君になる』でお馴染み仲谷鳰先生による短編集。百合のみではないので除外。

氏といえばやはり『やが君』のイメージが強いからか勘違いしがちですが意外とファンタジーだったりちょっと現実離れした作品も描いており色んな側面が見れるという点で氏のファンなら引用文通り必携の作品だと思います。

 

表題作『さよならオルタ』は一応百合の扱いではないものの双子での感情の共有や同化願望といった女児の大好きな双子百合に通ずるエッセンスが入っていて双子百合好きなら見て損はないかも?(一応百合ではないのでそこはご注意)

後半はKADOKAWAの出している百合アンソロジー『エクレア』に掲載された作品が中心に載っております。ちゃんと百合分もしっかりあるよ!

 

 

 

 

  • きたない君がいちばんかわいい

ついにバレてしまった愛吏とひなこの密会。周りからの冷ややかな目に耐えきれず嘔吐してしまった愛吏は、必死に自分は被害者であると言い訳をはじめる。一方のひなこは、何故かこの状況を楽しんでいるようにも見えて……

去年の10選でも紹介いたしました一迅社百合姫コミックスより発売されているまにお先生によるかなり拗れた百合作品です。

こちらの記事でも紹介したのですがまたいろいろ展開が変わってきたので再び紹介。

最初は上記記事で紹介した通り愛吏がひなこに極まったプレイをさせるだけの作品だったのですが2巻から展開は急変。愛吏の行為が学校中にバレてしまいます。上にある3巻の説明からもわかると思いますがついに愛吏に限界が来てしまい……という展開になっています。

 

さてここから少し説明が長くなりますがご容赦を。この作品、1話掲載当時に度肝を抜かれたことを女児は覚えています。というのもこの作品、雑誌でよくある新連載タイトルのカラーの見開きがないまま漫画が進み愛吏がひなこを嘔吐させるシーンで「ひなこは私のためなら何でもやってくれるんだ」とひなこを抱きしめたところで『きたない君がいちばんかわいい』のタイトルが入った見開きに入ったわけです(説明下手ですねこれ)。とにかく鳥肌ものでしたよ。

さてそれが見事にタイトルを回収した第1話だったわけですが最新話(おそらく4巻が発売されればそれの1話にあたる話)では”別の意味”でタイトルを再回収したのです。ネタバレになってしまうとこれは楽しさが減ってしまうと思うので言えないのですが単行本勢のあなたはとりあえず4巻を待ってください。

ここまでの展開を1話の時点で考えて作っていたのか? と思うとまにお先生は天才であるとしか思えないですホントに。この先も本当にどうなるかわからない、堕ちたまま終わるのかまだ一波乱あるのか。これからも読み続けていくのが楽しみです。

 

 

 

 

めちゃ長くなりましたね。それでは10選の後半5作です。まずは一迅社百合姫コミックスから3作ほど。

  • ロンリーガールに逆らえない

桜井彩花は文武両道な優等生。しかし、本番に弱いせいで高校受験に失敗、滑り止めの学校に行くことに。大学受験こそ失敗できないと悩む彩花は、担任の江川先生と「不登校の生徒を説得できたら、好きな進学先を推薦してもらう」という秘密の約束をする。…のだが、肝心の説得相手である本田空にその約束がバレてしまう。空は「毎日一つお願いを聞いてくれたら、黙って学校に来てあげる」と言い、突然彩花にキスをして…。うかつな委員長とアンニュイ問題児、二人の秘密な青春ラブコメディ!

樫風先生による作品。既刊2巻。

弱みを握られ不登校生徒に迫られて……という作品なのですが本作の見所はやはりその不登校生徒の本田空。主人公である桜井ちゃんとは実は同じ中学の出身で前々から空が桜井ちゃんを意識していて……というとこまで読み進めるとぐっと面白さが増す作品です。

申し訳ないことを言うと実はこの作品2,3話くらいまでは女児も特に注目していたわけではなかったんですが4話あたりから空の桜井ちゃんを想うシーンが増えてきて片思い好きとしてこれは……となったわけです。

2巻からはお節介関西アネキ永ちゃんも加わってなんだか賑やかな感じに。2人がいずれ結ばれるまで安心して見守ることができるであろう良い作品です。

いや~……てか空の顔が良いね(結局それ)。

 

王道な作品ですが王道な良さがある気がします。変わり種が少し多い今年としては逆に珍しいかもですが。

 

 

 

 

  • ふたごわずらい

「伊澄アコ」と「伊澄こまち」は双子の姉妹。幼いころから通じ合っていた二人だったが、高校3年生になってからアコは漠然とした違和感と不安を覚えていた。こまち以外に心の拠りどころを求めるアコは、放課後の教室で副担任の「大沢麻紀」先生に強引に詰め寄りキスをする。しかし、妹のこまちが向かいの校舎からそれを見ていて…。いびつな姉妹の愛。青春の終わりに、絆を結び直すジュブナイルストーリー。

尊い創作百合を生み出し続ける桜野いつき先生による双子姉妹百合作品。既刊1巻。2月に発売される2巻で完結です。

常に姉と一緒で居たいと思う妹といつまでも一緒じゃだめだと思う姉の話って感じかな。

妹が重いところも姉が妹と離れようと思っても離れられないところなどまさに求めていた双子百合って感じ。それに加えて双子の親友である雪や麻紀先生も加わって物語は複雑になっていきます。

最終的には良いところに落ち着くのですが最後も色々解釈できる終わり方で良いなと思いました(5才児並みの感想)。

2020年の1月に連載が始まり12月に最終話を迎えたこの作品は正に2020年を代表する百合といっても過言ではないのかな。おススメです。女児も2巻が発売されたらしっかり読み返したいですね。

 

 

 

 

  • わたしの推しは悪役令嬢。

乙女ゲーム『Revolution』の世界に、ヒロインのレイ=テイラーとして転生した社畜OL・大橋零。そんな彼女の推しは攻略対象の王子たち…ではなく、悪役令嬢・クレア=フランソワだった! 前世でゲームをやりこんでいたレイは、その知識と愛で、クレアとお近づきになることができるのか? 推し一筋、激動のラブコメ・ファンタジー開幕!! 原作者・いのり。氏による書き下ろし短編小説も特別収録!

小説家になろうで連載されているいのり。先生原作の青乃下先生によるコミカライズです(キャラクターデザイン原案:花ヶ田先生)。こちらで原作が読めますよ。

今流行りの異世界転生にヒロインが悪役令嬢というこれまた最近増えてきている設定ですがやはりなろうで人気の作品だけあってストーリーが面白い上に青乃下先生の絵が綺麗。キャラクターたちが生き生きとしていて(特に主人公のレイがクレア様をいじるたびに生き生きしていて)良いです。

ストーリーは引用通り乙女ゲーの世界に転生したもののライバルキャラ推しの主人公が奔走するといった内容なのですが主人公の押しがすごい。どれだけ嫌なことをされても一途にひたむきにクレア様を想い続ける主人公の芯の通りっぷり(と攻略対象男キャラの無視されっぷり)がすごい。

異世界転生作品と百合、どういう取り合わせになるか気になってはいましたがここまで直球で面白い作品が来るのはうれしい誤算です。なろう作品には珍しく百合要素がガッツリあるのがいいんですよね(ちょい百合くらいはいっぱいある)。

絵もストーリーも高水準なので表紙で気になった方は読んでみて損はないと思う作品です。

 

 

 

 

  • 百合オタに百合はご法度です!?

 こちらの記事で紹介したので割愛。ギャグも百合要素もいい塩梅で入っていて素晴らしい作品。主人公に共感できる部分が百合オタとしては多い。

双葉社はWebアクションで連載されている作品です。

 

 

 

 

  • ギャルとぼっち

「友達はいらない」そんなクラスでは“ぼっち”の陽菜に唯一声をかけるのは、ギャルの林原ちゃん。戸惑いながらも、何故か構ってくる林原ちゃんと過ごすうちに、陽菜の学校生活は、少しずつ変化していく――…。「2人の過去が明かされるお話」をはじめ、描き下ろしを40P以上収録!

という訳でついに10選最後の作品となります。スクウェア・エニックスのデジタル版ガンガンコミックスpixivより発売の朝日夜先生によるギャルとぼっちの友情譚です。既刊1巻。ナンバリングされていますが続刊の発売も予定されているようです。

内容はぼっちの女の子陽菜とそんな彼女に声をかけ続けて優しくしてくれるギャルの林原ちゃんのお話かな。ぼっちにやさしいギャルはいいですね。

この漫画を読むのであれば読む前にしろ後にしろ是非朝日先生がTwitterで上げたこちらの漫画を読んでほしいです。氏の体験がこの漫画で生きているんですね。

 

百合要素としてはそもそも友達未満というところから始まるのですが心を閉ざしている陽菜に対してずっと声をかけ続ける林原ちゃんが、良い……。百合とは恋愛や密な友愛だけでなくかく在るべきだよなと思うのでした。1巻読み終えた感想としては「感動した」です。

人間関係って難しいと思う昨今ですがこんな人が生涯に1人でもいてくれたらなと思わずにはいられないですね。とても心にやさしい作品になってますので是非ご一読を。

 

 

 

 

という訳で2020年の私的百合漫画10選でした。いかがでしたでしょうか。他にも紹介したい漫画は山ほどあるのですが自分の中の「他人に強く勧めたい」という基準で選ばさせていただきました。この中の1つでも気になったものがあって1つでも(試し読み等だけでも)読んでいただけたら筆を執った甲斐があるというものです。

書いているうちに筆がノってしまい1作品当たりの紹介文章量が去年の2倍くらいになっている気がします。これでも書き足りないんですよ?

 

今回は完結済み・1巻完結の作品が4作(『雑草譚』『水野と茶山』『夜鷹、廻る』『ふたごわずらい』)な上にギャルとぼっちも1巻だけで読みやすい内容となっているので比較的気軽に手に取りやすい作品を多く紹介できたかなと思います。

どの作品をとっても自信を持ってお勧めできる作品を紹介したつもりなので皆さんも自分へのお年玉と思って買ってくれよな!マジで!

とまあそんな感じで今回はここで締めくくらさせていただきたいと思います。重ね重ねになりますが御年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

【今回紹介した作品リスト】

10選

  • 雨でも晴れでも
  • 雑草譚
  • 水野と茶山
  • 夜鷹、廻る
  • ふたりはだいたいこんなかんじ
  • ロンリーガールに逆らえない
  • ふたごわずらい
  • わたしの推しは悪役令嬢。
  • 百合オタに百合はご法度です!?
  • ギャルとぼっち

 

ちょっと休憩

  • 安達としまむら(電撃コミックス版)
  • さよならオルタ
  • きたない君がいちばんかわいい